旅に出る(12/30 @成田空港〜あとがき)
プノンペンを出て5時間弱。
日本時間で午前6時前に成田空港へ到着。
ボーディングブリッジ越しの凍てつくような寒さで日本に帰って来たことを実感する。
この日の成田の朝の気温は-3℃と東南アジア帰りでなくとも堪える寒さだ。
それなのに我々は旅行気分のまま半袖帰国。
到着したのち到着ロビーで上着を羽織り、旅行の終わりを名残惜しみながら成田空港を散策。
私はこの日の夜便で両親と妹が住むシドニーへ帰省しなければならないため、S氏を見送ったのち成田空港内にあるトランジットホテルへ向かった。
別れ際S氏からダルマと文庫本を貰った。
どうやら私の両親へのプレゼントと買ってくれていたらしい。
有り難く頂いた。
トランジットホテル(成田エアポートレストハウス)からの眺めは最高だった。
さすが空港敷地内だ。
ホテルに到着したのち、まずは埃と砂まみれの身体を丹念に洗い、伸びきった髭を処理する。
帰国直後は本当に浮浪者のような不潔感を漂わせていたため、このままシドニーへ向かえば親になんて言われるか分からない。
その後久々に観る日本のテレビをしばらく楽しみ、出発まで死んだように眠った。
そして19時、シドニー行きJL771便の搭乗が開始。
疲れが殆ど取れていない身体でここから10時間のフライトにテンションは上がりっぱなしだ。
真ん中列の通路側を確保出来たのがせめてもの幸いだった。
シドニーの実家では基本的にダラダラ過ごしていたので特に記すことはないが、気が向いたらブログに記してみようかなと思う。
〜あとがき〜
旅行代理店やツアーを通さず完全に自分達のやりたいように日程を組んだカンボジア旅行は、個人的には大成功だった。
金銭的にも予想していた範囲内に収まり、仮にボッタくられても日本人感覚では大した金額ではない。また、大体のトラブルはお金で解決出来るわかりやすさもある。
そして、カンボジアの通貨はリエルだが殆ど$1以下の補助(小額)紙幣として以外は機能しておらず、どこに行っても米ドル払いが基本だったので金額交渉も分かりやすく楽だった。
何より助かったのがプノンペン、シェムリアップ共に英語がほぼ100%の確率で通じたことだ。ホテルは勿論だがトゥクトゥクのドライバー、コンビニ、レストラン、観光名所どこにいっても英語の通用度は非常に高い。
日本などと違いカンボジアは殆ど産業が無いので必然的に観光業が重要視されている。プノンペンやシェムリアップなどの都市部では観光客相手に英語または中国語が出来ないとまともな職につけないということだろう。
そして、S氏の英語力が思っていたよりも遥かに高かったこと。割と複雑な交渉も彼が一緒にこなしてくれたので本当に助かった。
タイやベトナムに飽きた人は、次は是非カンボジアをメインに回ってみて欲しい。
Fin.