旅に出る(12/27 @シェムリアップ2日目)
カンボジア滞在のメインイベント、
アンコール遺跡群観光当日。
朝8時にトゥクトゥクドライバーとホテル前で待ち合わせをしていたので、7時に起床。
ホテルで朝食を済ませ、8時15分頃にホテルを出発。
まずはアンコール遺跡群への入場チケットを購入するセンターを目指す。
少し肌寒い朝風が心地良い。
シェムリアップの市街地はプノンペンと比べると道幅も広く、交通量も比べ物にならない程少ないのでトゥクトゥクも走りやすそうだ。
チケット購入センターは観光客でごった返していた。ツアー客、個人問わず日本人も多かった。
これがアンコール遺跡群パス。1日有効で$20だが、現地人は無料。
遺跡毎にパスコントロールがあり、係の人にパスを見せて入場する。
ネプチューンの名倉は現地人に間違われて顔パスで入れたらしい。
無事パスを入手し、携帯用ベープマットも装着し蚊対策も万全。
まずはアンコール・トム周辺の遺跡群を目指す。
アンコール・トム周辺の遺跡群はとにかく数が多い。
短時間でグルグルと回っていくので、途中から何処が何なのか分からなくなりがちだ。
事前知識が無いと殆ど同じようにしか見えず、感覚的には京都への修学旅行に似ているかもしれない。
更に我々は日本語ガイドを付けていなかったので、JTBツアーの日本人客を妬ましく一暼、地球の歩き方を片手に頑張るしか無かった。
アンコール観光日数がたった1日のため、ルート決めは全てトゥクトゥクドライバーに任せた。
アンコール・トム遺跡群周辺はそれらの中心に位置するバイヨン、空中参道が特徴的なバプーオン、クリアン、タ・プロームを中心に回った。
他にも色々と回ったが、後半はどこも同じように見えてきて全てを把握出来なかった。
どこの遺跡も観光客の多さで回廊内で頻繁に渋滞が発生しており、更に燦々と降り注ぐ直射日光でジワジワと体力は削られてゆく。
アンコール・トム周辺の遺跡を回ったあたりで時刻は13時頃。
遺跡内にある観光客向けのレストランで昼食。
毎度おなじみカオマンガイとフォーを頼んだが、観光地なので空港とさほど変わらない値段を取られた挙句、大して美味くもなかった。
食後はついにアンコール・ワットへ向かった。
午前中アンコール・ワットは逆光になるので基本的には午前アンコール・トム、午後にアンコール・ワットという巡礼ルートが基本らしい。
アンコール・トムも凄かったが、アンコール・ワットの迫力はそれを大きく凌駕するものだった。
アンコール王朝、クメール建築、ヒンドゥー教について殆ど予備知識が無い状態だったが、そんな適当な観光客でも十分雄大さを実感する風格。
中央棟に到達するまでの回廊内部、特に第三回廊周辺はかなり混雑していたが、遺跡の1番外側の回廊である第一回廊には殆ど人がおらず落ち着いた雰囲気だ。
結局、午前中のアンコール・トム観光で相当疲弊していたのでアンコール・ワット観光は1時間半程で切り上げたが、一生に一回は来るべきだと思える場所だった。
この時点で時刻は16時前。トゥクトゥクのドライバーが$5チップをくれるならトンレサップ湖のクルーズに連れて行ってやると言ってきた。
今からホテルに帰ってもパブストリート、ナイトマーケットに繰り出すには早過ぎるし、とは言え遺跡観光もお腹いっぱいだったので、トンレサップ湖へ向かうことにした。
アンコール・ワットからシェムリアップ中心街を抜け、郊外の住宅地を南下すること1時間。トンレサップ湖に到着し、トゥクトゥクドライバーがクルーズ船のチケットを手配してやると言ってきた。しかし私もS氏も船酔いするタイプだ。湖を眺めるだけにとどめておいた。
ドライバーは残念そうにしていた。恐らくクルーズ船のチケットを買えば幾らかドライバーにも取り分があったのだと思うが、無理強いされることも無かった。
夕日が沈むにはまだ時間的にも早かったが、沈むまで湖を延々と眺めているのも退屈なので、30分ほどで撤収。もういいのか?とドライバーに声を掛けられたが、ホテルまで向かうように告げる。
トンレサップ湖から40分ほどでホテルに到着。
すぐさまシャワーを浴びて汗と砂埃を落とす。身体に赤土がびっしりこべりついており、擦らずとも水がやや茶色くなるほどだった。
シャワーを浴びすっきりした身体で夕飯を食べに行く。この日はナイトマーケット近辺にある韓国料理屋。
大変美味であったが、プルコギやチヂミをオーダーすると前菜も含め食べきれない量になってしまい、結局チヂミ等はテイクアウェイすることに。そして偶然なのかもしれないが、店内は日本人観光客でいっぱいだった。
その後はナイトマーケットでお土産を調達。クメールスカートやカンボジアシルクのスカーフ、訳の分からないアンコール・ワットのTシャツ等を買い込みホテルへ戻る。
この日は21時前にホテルへ戻ったが、相当疲れていたのか明日のパッキングを終えた瞬間に眠ってしまった。