mudaiの夏休み

国内、海外放浪記をつらつらと綴るチラ裏

旅に出る(12/24 @プノンペン1日目)

年末のカンボジア旅行に始まり、

 

 

 

年始は両親と妹が住んでいるオーストラリア・シドニーへの帰省。

 

 

 

年末年始は移動が多かったものの、ここ数年で1番充実した冬休みだった。

 

 

 

そして現在、シドニーから帰国便の中であるが、暇潰し手段が尽きてきたこともあり、年末年始の休暇を適当に綴っている。

 

 

 

最初の舞台はプノンペン

2016年9月よりANAが成田-プノンペン間の直行便をデイリー便で運航しているため、カンボジアは日本からも行きやすい国となっている。

 

 

 

昨年11月頃までに航空券やホテルの手配、入国ビザの取得など諸々の手続きを済ませ、出発当日のクリスマスイブを迎える。

 

 

 

出発便が比較的早い時間だったので午前4時30分に起床。

前日は部屋の片付けや荷造りで殆ど眠れなかったものの、体調の悪さは感じない。

 

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5時25分。

湘南江の島駅からモノレールで大船駅へ向かう。

出発当日は早朝でも比較的暖かく、軽装だったにもかかわらず寒さは感じなかった。

 

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大船駅を6時04分に発車する成田エクスプレスに乗り込む。

空はまだ真っ暗。

出国ラッシュの前だったこと、時間が早かったこともあり乗客はまばらだった。

 

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亀戸駅を超えたあたりでようやく朝日が降り注ぐ。

 

 

 

時期的にも新小岩駅の人身事故を真剣に心配していたが、列車は定刻通りに成田空港へ到着。

S氏と合流。

 

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既にオンラインチェックインを済ませているので、手荷物を早々に預け空港を散策。

朝食を摂るわけでもなく、買い物をするわけでもなく、出国審査を通過後は空港をウロウロしながら搭乗開始時刻をひたすら待つのみ。

 

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10時20分。

NH817便プノンペン行きの搭乗開始。

機材はB787-8。

 

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ANAの787は3-3-3アブレスト

JALの787と比べてしまうとお世辞にも広いとは言えない。

搭乗便はほぼ満席だったこともあり、余計に圧迫感があった。

しかし、幸いにも窓側A席、通路側C席で確保していたら真ん中のB席が空席だった。

 

 

 

定刻通り10時50分にドアクローズ。

成田からプノンペンまでの飛行時間は6時間45分。東シナ海〜台湾上空〜南シナ海を経てインドシナ半島へ向かうルートである。

さほど長いフライトでは無いが、飽き性の私は次第にやることが無くなってゆく。

話題作「君の名は」を観返してみるものの、これも30分ほどで飽きてしまう。

 

 

 

結局、テトリスの40ラインで高得点をひたすら狙うことで暇つぶしは落ち着く。

プレイしている人が少なかったこともあったが、機内のランキングトップ10を独占した。

 

 

 

その後、飛行機はインドシナ半島へ到達し、プノンペンFIRの管制空域へと入る。

プノンペン国際空港へ向け降下を開始、高度15,000フィートを切ったあたりからカンボジアの田園風景を眺める。この段階で見えるものは田園以外の何もない。

4,000フィートから最終着陸態勢に入るあたりでプノンペンの街並みがようやく見えてきた。

同じような赤い屋根の建物が立ち並び、上空からはタイの田舎街のような雰囲気を感じる。

 

 

 

15時半過ぎ

ほぼ定刻通りにプノンペン国際空港へ着陸。

とてもこじんまりした空港で、同じ東南アジアでもスワンナプーム空港などとは比べものにならない。

 

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機体を間近で見れる沖止めを期待したが、普通のボーディングブリッジだった。

 

 

 

カンボジアの入国審査は意外にスムーズに進んだ。

アライバルビザだけはオススメしない。

荷物が出てくるのは少々時間がかかったが、30分程待っただけなので許容範囲。

税関はほぼ顔パス。税関職員は申請カードの内容を確認せず、ただひたすら回収するのみ。

 

 

 

税関を抜けると、プノンペンの空港には到着ロビーに相当するものは無きに等しい。

屋根はあるが屋外で、ムワッとした蒸し暑さで東南アジアに来たことを実感する。

 

 

 

所持金を円、ドルを含め殆ど持ち合わせていなかったので、まずはATMでドル札を下ろす。

そしてタクシー乗り場に向かおうとした途中、トゥクトゥクのドライバー達がまるで獲物を待っていたオオカミのように営業をかけてくる。

 

 

 

「Hello my friend! Tuk Tuk?」

 

 

 

彼らと友達になった覚えは無い。

無視していたが、ドライバーの1人がホテルまで$9でどうだと声をかけて来た。

 

 

 

空港タクシーは市街地まで$12固定。

それならば・・・トゥクトゥクへ乗り込む。

 

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ANA便を含め到着便が集中していた時間帯、空港の敷地内を出るまで大渋滞だった。

 

 

 

プノンペンの街並みを見渡して最初に感じた感想は、予想以上に綺麗な街だということ。

混沌としていて、カオスな首都をイメージしていたが、街にはバイクやトゥクトゥクだけでなく、レクサスなどの高級車も走っている。

 

 

 

逆走、無灯火、ノーヘル、3ケツ4ケツ(滞在中に見かけた最大人数は乳幼児を含めた5ケツ)のバイク、全く機能していない信号、けたたましいクラクション・・・

交通法規こそ無きに等しいが、これはプノンペンだけではない東南アジアの日常、今更驚くことでもない。

それらを考慮しても思っていたよりはずっと洗練された都会だった。

 

 

 

特に中心地は仏領の名残を色濃く残しており、「東洋のパリ」に恥じない街並み。

空港から市街地のアクセスが良い(混んでいなければ20〜30分程度)のも便利。

 

 

 

空港を出て市街地をトゥクトゥクで熱走する。

途中ドライバーと適当な会話を挟みつつ、外の風景を眺めながらドライブを楽しんだ。

到着したのが現地時間の帰宅ラッシュだったことや、クリスマスイブで道路が混雑していたこともあり、空港を出てから50分ほどでホテルに到着。

 

 

 

ここでプノンペン到着初の洗礼を受ける。

 

 

 

ホテルに到着すると、トゥクトゥクのドライバーが$15だと言い出す。

言い値より$6も高い値段をふっかけてきた。

当然拒否するも、街を案内してやったチップ代だと言いドライバーも全く引き下がらない。

空港からホテルまでの道中でSIMカードの購入場所やシェムリアップへのバスチケット売り場等、やたら案内してきた段階で警戒するべきだった。

疲労もあり、結局こちらが折れて$15を渡すが、本当は絶対に払ってはいけない(後の日本人観光客のため)。

 

 

 

帰国した今になって改めて思うが、この$15という金額は相当なボッタクリだ。

後々分かったことだが、交渉次第で空港〜市街地は$5でも行ける。

 

 

 

しかし、あからさまにボッたくられたのはこれっきり。

 

 

 

それ以降はトゥクトゥクドライバーとの値段交渉の傾向と対策を徹底し、時にはアグレッシブかつフィジカルに交渉した結果、帰国まで概ね良心的な値段でトゥクトゥクを活用出来るようになった。

 

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ホテルにチェックイン。

可もなく不可もなくという部屋だったが、wi-fiだけはしっかり速度が出てくれて助かった。そしてNHKワールドが視聴出来たのも有り難い。

そして部屋に入って早々「王貞治」の真似をするS氏。

フリも無く唐突に始まり、明確な笑いどころもオチも無く終わるのが彼である。まともに彼の笑いに付き合うと命がいくつあっても足りない。考えたら負けである。

 

 

 

夕方着いたので、夕食はホテルのレストランで食べる。写真を撮るほどでも無い、何の変哲も無い鶏肉チャーハン(写真撮り忘れた)。

 

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疲れてはいたが、早めに街の雰囲気や大まかな地理を把握したかったので頑張ってホテルからリバーサイド近辺、ナイトマーケット周辺を練り歩く。

リバーサイド周辺は綺麗な街並みだが、あくまで東南アジア基準。

ゴミを漁る幼女や花売りの子供、鼻を突く異臭と散乱するゴミなど日本基準で考えればお世辞にも綺麗とは言えない。

しかし、その混沌とした街の中でもしっかり秩序があるように感じた。

 

 

 

結局1時間程リバーサイド近辺を散策。

眠さがピークに達した24時前にはホテルに戻り、1日目の行程を終える。