旅に出る(松山〜下灘)
特急列車を使ったことで15時過ぎには松山駅へ到着出来た。
今日の予定は18きっぱーにとっては聖地とも言える下灘駅に向かうことだが、ひとつ問題が。
列車でおよそ1時間だが、松山以西の予讃線(「愛ある伊予灘線」という愛称もある)は非電化のローカル線で、非常に本数が少ない。
下灘駅で途中下車すると、松山駅に戻る列車をおよそ2時間近く待たないといけないのである。
そして下灘駅周辺には自動販売機が一台あるのみで、コンビニはおろか、民家もまばらに存在する程度。トイレはあるが無人駅だ。
悩んだ末・・・
松山駅周辺で車を借りる。
なんか18きっぷの趣旨から外れる気もするが気にしない。
タイムズプラスさん、いつもお世話になります。
松山から西南に30キロ、綺麗な海沿いの国道378号線(夕やけこやけラインという愛称があるらしい)をおよそ50分走った。
今日の松山は曇りがちだったのが残念。
下灘駅へ到着。
駅の隣には駐車スペースもあるので、18きっぱーや観光客で混雑していないシーズンなら車でのアクセスもオススメ。
18きっぷの旅してる感は薄れるが・・・。
ポスターで見た景色!
まさに18きっぱーの聖地。
前略、僕は日本のどこかにいます。
おもわず降りてしまう、という経験をしたことがありますか。
・・・などなど、18きっぷを使うなら1回は訪れてみたい駅である。
他にも映画やドラマのロケでも使用されることが多いとのこと。
男はつらいよとか。
それもあってか、今日下灘駅に到着したのが17時前だったが、多くの18きっぱーや観光客の方で賑わっていた。
多いと言っても10人前後だが、それでもこの駅の立地を考えると多いだろう。
ポスターや映画、ドラマの影響で有名になったから、田舎の無人駅ながらあまり秘境感は無く、穴場の観光地といった感じ。
なので、秘境感や冒険心を求めている人はちょっと落胆するかもしれない。
それでも、この駅から見える景色は冒険心をくすぐる絶景。
かつては日本一近い海だったこともあり、撮影のアングルによってはホームが海に浮かんでいるように感じる。
駅舎の中には、来場者が書き込めるノートも。
皆、思い思いの感想を書き綴っていた。
列車が約45分後に到着するとのことで、どうせなら駅舎と列車を一緒に撮りたい。
駅周辺を撮影しながら列車の到着を待つ。
ポスターのアングル。
iPhoneと素人撮りではこれが限界・・・。
せめて、もう少し日が照っていればもう少し誤魔化せたかな。
1日の乗降数は平均70人前後ということで、駅自体は普通の無人駅。
大型連休、18きっぷシーズンはもう少し多いのかもしれない。
駅前にはポスト。
道路を挟んで自動販売機が設置されている。
まだまだ曇りがち。
ちょっと日が照ってきた!?
また隠れてしまった・・・。
ちなみに、下灘駅はポケストップだった。
そうこうしていると列車が到着。
ワンマンのディーゼルカー。塗装がかわいい。
皆、一斉にシャッターを切る。
下灘駅には約1分停車。
あっと言う間に出発。
乗り込んだ人もいたが、その同じ数くらいの観光客らしき方達が降車し、駅の写真を撮っていた。
曇りがちなのが本当に残念。
曇りでもこの迫力なのだから、晴れていたらもっと綺麗だったと思う。
名残惜しいが、車で松山へ戻る。
松山市駅上空は割と綺麗に晴れていた。
惜しい。
せっかくなので松山市電に乗ってみた。
車内がとってもレトロ。
そして、諸事情で予定より1日早く明日は家に帰る。
帰りは松山空港から飛行機。
夜の便なので、もし明日晴れたらもう1回下灘駅をリベンジしてみようかな。
今後も気軽に来れる場所ではないし、ずっと憧れていた駅なので、天気次第で。
余った18きっぷはまたどこか、日帰りで使おうと思う。
FROG.